喫茶店を出て私たちがやってきたのは大型の商業施設。
どんな店も大体この建物に入っている。
その中でも化粧品や美容グッズなどを売っているお店へと入る。
「あっ、これこれ」
美容クリームなどか置いてある棚の一箇所を指さして近付いたエリーは白とピンクを基調としたチューブ型の容器を手に取って私に見せた。
「これすっごく良いの。夜寝る前とか、乾燥してるなって時とかに付けるともう一瞬で変わるから」
一瞬は言い過ぎじゃないかなぁと思いながらも魅力的な事には変わりない。
「少量でも十分効果あるけど、私はたっぷり使う事をオススメするね。ほら、値段もお手頃でしょ?」
エリーに言われて値段が表情されている部分を見れば1500円。
私たち学生のお小遣いでも変える額だ。



