戯れ、ランデブー。 【完】

どうしてエリーがこんな昼間に⋯


「早く開けろぉ!」


考えているとインターホン越しにエリーの怒鳴り声が聞こえて慌てて玄関へ向かいドアの鍵を開けた。



「エリーどうして、」

「それはあんたが早退したまま次の日も休むからでしょうが!」

「っ」

「いいから部屋上げなさいよ。後コンビニでおにぎり買ってきたから食べな。どうせ何も食べてないんだろうし」



ボサボサ姿の私をチラッと見てコンビニ袋を掲げたエリーはズカズカと階段を登っていく。


それを呆然と見ているとまたエリーに「早く来て!」と言われて慌てて後を追った。