授業が終わってからの唯くんはいつも通り振舞っていて、一緒にお昼を食べたときも私の肉巻きを美味しいといって食べてくれた。
だから唯くんの様子がおかしいのは気のせいだったんだと、そう思った。
「唯くん送ってくれてありがとう」
「おう」
「今日はこれからバイトでしょ?頑張ってね」
「サンキュ」
バイトまで時間があるからと家まで送ってくれた唯くんにそう言えば唯くんは頷きながら笑ってくれた。
その笑顔を見て、キスしたい。
そう思って唯くんの腕を掴んで距離を縮める。
数秒見つめ合って、背伸びをして。
唯くんの唇に触れようとした──────。
だから唯くんの様子がおかしいのは気のせいだったんだと、そう思った。
「唯くん送ってくれてありがとう」
「おう」
「今日はこれからバイトでしょ?頑張ってね」
「サンキュ」
バイトまで時間があるからと家まで送ってくれた唯くんにそう言えば唯くんは頷きながら笑ってくれた。
その笑顔を見て、キスしたい。
そう思って唯くんの腕を掴んで距離を縮める。
数秒見つめ合って、背伸びをして。
唯くんの唇に触れようとした──────。



