「最近の翼はムスッとした表情しなくなったね」
「え?」
「阿久津くんのことでモヤモヤしてたり、悲しそうにしたりすることがなくなった」
「⋯」
「前は私なんてーとか、唯くんがー、とかよくへこんでたのに」
ドリアを食べながら優しい表情で笑うエリーにグッと熱いものが込み上げてくる。
あの日起きたことを話していないのにちゃんと私の変化に気づいてくれていること。
そして安心したように笑ってくれていること。
その事実がとても嬉しかった。
「エリー⋯」
「いつにも増して好き好きオーラに溢れてるし⋯何かあったの?」
「⋯実はね!」
こうして私はあの日あった事を話した。
沙弓ちゃんを見捨てようとしたこと、唯くんとの会話、思ったこと全部を。
「え?」
「阿久津くんのことでモヤモヤしてたり、悲しそうにしたりすることがなくなった」
「⋯」
「前は私なんてーとか、唯くんがー、とかよくへこんでたのに」
ドリアを食べながら優しい表情で笑うエリーにグッと熱いものが込み上げてくる。
あの日起きたことを話していないのにちゃんと私の変化に気づいてくれていること。
そして安心したように笑ってくれていること。
その事実がとても嬉しかった。
「エリー⋯」
「いつにも増して好き好きオーラに溢れてるし⋯何かあったの?」
「⋯実はね!」
こうして私はあの日あった事を話した。
沙弓ちゃんを見捨てようとしたこと、唯くんとの会話、思ったこと全部を。



