戯れ、ランデブー。 【完】

唯くんに連れられてやってきたのは屋上。

もう既にお昼休みの終了を知らせるチャイムは鳴っていたけど「たまにはサボりもいいだろ」なんて言われて今私に必要なのは授業なんかじゃなく唯くんとの話だと思った。


「涼しい⋯」


泣いたからか身体が熱を持っていたけど屋上は心地よい風が吹いていて気持ちがいい。


「こっち座ろ」


何だかいつもより優しい唯くんにムズムズしながらも唯くんの隣に腰を下ろした。