どれくらいそこで立ち尽くしていただろう。
「翼っ」
唯くんが走りながら戻ってきて俯いた私の名前を呼んだ。
「どうした?お前も怪我してんのか?」
私の腕を掴みながら顔を覗き込むように見る唯くんと目を合わせられなくて咄嗟に目を逸らす私に唯くんが眉を寄せたのが視界の隅に移る。
「どっか痛い?」
「⋯、」
「翼?」
唯くんは私の顔をジッと見た後に全身を見て怪我をしている箇所がないか確認する。
「怪我はないから⋯大丈夫⋯」
怪我なんてあるはずない。
私は影に隠れてただ沙弓ちゃんがぶたれたり蹴られたりするのを見ていただけなんだから。
「翼っ」
唯くんが走りながら戻ってきて俯いた私の名前を呼んだ。
「どうした?お前も怪我してんのか?」
私の腕を掴みながら顔を覗き込むように見る唯くんと目を合わせられなくて咄嗟に目を逸らす私に唯くんが眉を寄せたのが視界の隅に移る。
「どっか痛い?」
「⋯、」
「翼?」
唯くんは私の顔をジッと見た後に全身を見て怪我をしている箇所がないか確認する。
「怪我はないから⋯大丈夫⋯」
怪我なんてあるはずない。
私は影に隠れてただ沙弓ちゃんがぶたれたり蹴られたりするのを見ていただけなんだから。



