戯れ、ランデブー。 【完】

その声は余りにも悪意が篭っていてヤバい気配を瞬時に感じた。


それに伊藤って⋯思い当たるのは沙弓ちゃん。

呼んでいた人の声は唯くんを狙っているというアミの声に似ていてこれはもうそういう事しかないだろう⋯。


イジメ⋯、リンチ⋯、そんな物騒な言葉が浮かんだ。


声のした方には体育館に続く渡り廊下があり、こっそりとそちらを覗けば予想通り、アミとその連れ二人が沙弓ちゃんを囲むようにして体育館裏の方へと歩いていた。