「どこが」
照れているというより本気でよく分からないといった表情の唯くんは私の事を不思議そうに見ながら首を傾げた。
「えー、いっぱいあるよ。唯くんは言いたいことハッキリ言うし、間違ったことなら相手が誰であっても言うじゃん。そういうキッパリとしたところ好きだし憧れでもあるよ」
「ただの自己中じゃねぇの」
「うん。勝手だなーって思う事もあるよ」
「だろ」
「でも、優しいところもあるよ。確かによく分からないところもあるけど⋯それでも憧れるところはいっぱいある」
「⋯わっかんねぇ」
「私は弱気なところあるから唯くんみたいになりたいよ」
唯くんみたいに間違っている事は間違っていると言いたいし、今日みたいにわざわざ自分の損になることをその場の空気を読んでやりたくない。
沙弓ちゃんのことだってもっともっと思っている事を言いたい。
照れているというより本気でよく分からないといった表情の唯くんは私の事を不思議そうに見ながら首を傾げた。
「えー、いっぱいあるよ。唯くんは言いたいことハッキリ言うし、間違ったことなら相手が誰であっても言うじゃん。そういうキッパリとしたところ好きだし憧れでもあるよ」
「ただの自己中じゃねぇの」
「うん。勝手だなーって思う事もあるよ」
「だろ」
「でも、優しいところもあるよ。確かによく分からないところもあるけど⋯それでも憧れるところはいっぱいある」
「⋯わっかんねぇ」
「私は弱気なところあるから唯くんみたいになりたいよ」
唯くんみたいに間違っている事は間違っていると言いたいし、今日みたいにわざわざ自分の損になることをその場の空気を読んでやりたくない。
沙弓ちゃんのことだってもっともっと思っている事を言いたい。



