「何だよこれ」
「チョコレートだよ。手伝ってくれた二人にささやかながらお礼をと思って」
「ポケットから出したのなんかいらねぇよ」
「可愛くない生徒だなー」
「うっせ。つーかもう帰るから。行くぞ翼」
仮にも先生に向かってなんて口調で喋るんだと思うけれどこれが唯くんの通常運転で、担任も唯くんを弟の様な眼差しで見ているから本気で怒っている訳でなない。
「ありがとなー二人ともー」
既に背を向けている唯くんに慌てて着いて行きながらブンブンと手を振る担任に一礼してからその場を後にした。
「チョコレートだよ。手伝ってくれた二人にささやかながらお礼をと思って」
「ポケットから出したのなんかいらねぇよ」
「可愛くない生徒だなー」
「うっせ。つーかもう帰るから。行くぞ翼」
仮にも先生に向かってなんて口調で喋るんだと思うけれどこれが唯くんの通常運転で、担任も唯くんを弟の様な眼差しで見ているから本気で怒っている訳でなない。
「ありがとなー二人ともー」
既に背を向けている唯くんに慌てて着いて行きながらブンブンと手を振る担任に一礼してからその場を後にした。



