戯れ、ランデブー。 【完】

「やっぱ今日は行かない」

「え⋯え?」

「だから今日は一緒に帰ろ」

「唯くん?」

「あ、○○の新作ラテでも飲みに行く?翼の好きそうなやつ」



そう言いながら軽く微笑んだ唯くんに好きが溢れる。

私の思っている事が分かったの?とか好み知ってくれてるんだとか、嬉しいとか、ありがとうとか、何で?とか色々思うことはあるけれど結局は“好き”それしか出てこない。




「いいのっ?」

「あぁ。カラオケって気分じゃねーし」

「本当に?私に遠慮とか、」

「してないしてない。ヒデとかアミとかと居るより翼と居た方が楽しいじゃん」

「⋯っ」

「つーか翼と居たい」

「唯くん大好きなんだけど」


ニコリと笑顔を見せた私に唯くんは“好き”とは言ってくれなかったけどクシャッと私の髪を撫でた。