一晩経って、岡村はもう私との会話も忘れちゃったかな…?と不安にもなったが、

「おはよう。二日酔いで頭ガンガンするけど、葛城は大丈夫?」

そんなメッセージが届いて、心が暖かくなる。

「私は大丈夫。ゆっくり休んでね。酒は飲んでも飲まれるな、だよ!」

そんな他愛ないやり取りをしていた。 

あの頃では、とても考えられないほど自然に。