「……湖依が脱いでって言うから」 「ブレザーだけです!」 「それじゃ面白くないじゃん」 「面白さ求めてないです!」 危うく未紘くんがまた暴走するところだった。 ボタンをつけてる最中も、未紘くんはベッタリ横から抱きついてきてる。 「湖依ってなんでも器用にこなすね」 「小さい頃からいろいろやってたおかげかもです」 お母さんが仕事で家を空けているのがほとんどで、弥依お姉ちゃんも依佳も裁縫は不得意だったから、いつもわたしがやってたなぁ。