急に恥ずかしくて赤面する私。



そんなこと今まで意識したことが一度もなかったのに、急にドキドキが収まらなくなってきた。



恥ずかしく、どうしようもなくて繋いでいる手を離そうとしたけど、ギュッとしっかり握られた手は離れない。



隣にいる大輝くんの顔をチラッと見ると、大輝くんは気にしてるのかしていないのか、何時も通り普通の表情をしていた。



「そういうのやめろよ!」



突然、無言だった大輝くんが発した言葉だった。