何時もの帰り道、五島くんは周りの目を気にすることなく、当たり前のように私と手を繋いで歩く。



私も手を繋いでくれることになんの疑問も抱かないまま、一緒に帰ってくれる人が出来た事が嬉しくて周りの目は気にならなかった。



そんなある日の帰り道、何時も通り手を繋いで歩いているとからかってくる男子達が……。



「カップルだー! ビューヒュー!」



そう言ってはやし立てた。



……そんなんじゃないのに!