友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

茶髪の男の人のほうが偉いのか、後ろの男はペコペコと頭を下げている。


「あとはオレから説明するから、お前は下がっていいぞ」

「はいっ」


こわそうな人たちの集まりだと思っていたけど、意外にも優しそうな人もいることが驚きだった。


「ごめんね。突然、こんなところに連れてこられたらびっくりするよね」

「は…はい」

「立ち話もなんだから、ちょっとこっちに座ってくれるかな」


そう言って連れてこられたのは、部屋の真ん中に置かれていた黒いソファ。

座り心地はよかったけど、周りの人たちの視線が集まって、…正直居心地はよくない。


茶髪の男の人は、すぐ近くにあった木箱の上に腰をかけた。


「紹介が遅れたね。オレの名前は、(けい)。こう見えて、ONEの副総長をしている」


突然の自己紹介に、わたしと由奈は驚いて顔を見合わせる。