友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「そっか〜…。オレのことも覚えてないか」


万里くんは頻繁に、眠っているわたしのお見舞いにきてくれていたよう。

銀髪だし、耳にはたくさんの輪っかのピアスもついていてこわそうだけど、見た目によらず優しい人だということはわかる。


でも、そんな人のことを忘れてしまうだなんて…。


…きっと、怒られる。

または悲しませるかと思ったけど、なぜか万里くんは安堵したような表情を見せて笑った。


「オレの記憶がなくたって、慈美が無事に目を覚ましてくれたことが一番なんだから!」


…正直、驚いた。

だって、自分のことよりも、わたしのことを思ってくれているのだから。


「こんなわたしに優しくしてくれて、…本当にありがとう」

「そんなの、当たり前だろっ」

「…当たり前?どうして?」

「だってオレたち、付き合ってるんだから」