それに、『家族がいない』という境遇も同じだった。
「物心ついたときから、『家族』っていう存在はいなかったけど…。『仲間』ならいる」
「仲間…?いいねっ。家族よりも絆が深そう」
「ああ。俺にとっては、あいつらが『家族』だからっ」
そう語る一之瀬くんは、今日見た中で一番いい顔をしていた。
きっと、とても素敵な仲間がいるのだろう。
「向坂は?周りにいねぇの?そんなやつ」
「わたしは…」
ふと、万里くんの顔が頭に浮かんだ。
「仲間じゃないんだけど、似たような存在だったら、…『彼氏』ならいるよ」
「なんだよ、ノロケかよ」
「…違う違う!そういうつもりで言ったんじゃないんだけど…。…たぶん、『彼氏』なの」
「なに、その曖昧な感じっ」
はっきりとしないわたしの表現に、一之瀬くんは小さく笑っている。
「物心ついたときから、『家族』っていう存在はいなかったけど…。『仲間』ならいる」
「仲間…?いいねっ。家族よりも絆が深そう」
「ああ。俺にとっては、あいつらが『家族』だからっ」
そう語る一之瀬くんは、今日見た中で一番いい顔をしていた。
きっと、とても素敵な仲間がいるのだろう。
「向坂は?周りにいねぇの?そんなやつ」
「わたしは…」
ふと、万里くんの顔が頭に浮かんだ。
「仲間じゃないんだけど、似たような存在だったら、…『彼氏』ならいるよ」
「なんだよ、ノロケかよ」
「…違う違う!そういうつもりで言ったんじゃないんだけど…。…たぶん、『彼氏』なの」
「なに、その曖昧な感じっ」
はっきりとしないわたしの表現に、一之瀬くんは小さく笑っている。



