友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

だからこそ、わたしの異変に気づいて助けてくれたんだから。


あと、『ケンカが強い』というのは本当のようだ。

だけど、さっきの3人組の不良みたいに、なんでもかんでも奪い取るために振りかざす力ではない。


きっと、その力が必要とされるときにしか、一之瀬くんが拳を振るうことはないはずだ。



一之瀬くんと屋上で話していたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。


初めこそ、わたしの名前を知らなかったらしいけど、『向坂』と呼んでくれるようになった。


気がつけばとっくに5限は終わっていて、6限の授業に入っている。

転校初日から午後の授業をサボるだなんて、なかなかわたしもやらかしている。


でも、今日くらいはいいや。


一之瀬くんといたら、そんな気分になってしまう。



学校に馴染めない似た者同士のせいか、一之瀬くんとは話が合った。