友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

あれに対する見返りの大きさが比例していなくて、わたしは思わず笑みがこぼれた。



「…そうだ、授業!」


一難去ってほっとしていたけど、お昼休み後の5限の授業のことを思い出した。


そういえば、まだチャイムが聞こえていない気がするけど…。

もしかして、…まだお昼休み?


そう思って、スマホの画面に目をやると――。


「…えっ!もうこんな時間…!?」


なんと、すでにお昼休みは終わっていて、5限の授業が始まっていた。

しかも、授業開始から15分近くもたっている…。


「…一之瀬くんはっ!?授業、出なくていいの?」

「俺はいいや」


一之瀬くんはとくに焦る様子も見せず、ベンチに座ってぼうっと屋上からの風景を眺めている。


「それじゃあ、わたしは行くね…!さっきは助けてくれてありがとう!なにかお礼したいから、またわたしに――」