それを荒々しく踏んづけて、わたしに顔を近づける不良。
「…お前、見ない顔だな?」
かかる息がタバコ臭くて、わたしはとっさに顔を背けた。
しかし、すぐさま手で顎をつかまれて、よく見せろと言わんばかりに正面を向かされる。
「そういえば、2年に転校生が入ってきたって噂になってたような…」
「なるほど…。それが、お前ってわけか」
まじまじとわたしの顔を見つめる。
「しかも、よく見たらけっこうカワイイじゃん」
「…離してっ」
「そういう生意気な口を叩くところ、嫌いじゃねぇけどな」
力では勝てないから、せめてもの抵抗で睨んでみせるけど…まったく効いていない。
それに不良は、まるでわたしを食べようとしているかのように、舌なめずりをする。
「まぁ、自分からここにきたのなら仕方ねぇ。これが、“洗礼”ってやつだよ!」
「…お前、見ない顔だな?」
かかる息がタバコ臭くて、わたしはとっさに顔を背けた。
しかし、すぐさま手で顎をつかまれて、よく見せろと言わんばかりに正面を向かされる。
「そういえば、2年に転校生が入ってきたって噂になってたような…」
「なるほど…。それが、お前ってわけか」
まじまじとわたしの顔を見つめる。
「しかも、よく見たらけっこうカワイイじゃん」
「…離してっ」
「そういう生意気な口を叩くところ、嫌いじゃねぇけどな」
力では勝てないから、せめてもの抵抗で睨んでみせるけど…まったく効いていない。
それに不良は、まるでわたしを食べようとしているかのように、舌なめずりをする。
「まぁ、自分からここにきたのなら仕方ねぇ。これが、“洗礼”ってやつだよ!」



