友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「なんだと…!?」


ものすごい形相で睨みつける万里くんには目もくれず、一之瀬くんは振り返ると、わたしのほうに目を向けた。


「この世で一番向坂を愛しているのは、俺だけだ。今でもそうだが…、ずっと前からそうだった」


そう言うと、一之瀬くんは優しくわたしに微笑んでみせた。



「百城。よくも、俺たちの仲を引き裂いてくれたな」


一之瀬くんは、ゆっくりとした足取りで万里くんに歩み寄る。


「俺たち2人ともが記憶を失くして、さぞかし喜んだことだろうな」


そして、万里くんの胸ぐらを鷲づかみにすると、グイッと顔を引き寄せた。


「…でもな。俺と向坂は、それでもまた惹き合わされる運命だったんだよ!」


一之瀬くんのその言葉に、万里くんは悔しそうな表情を浮かべることしかできなかった。