友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「まだ生きてんのかっ。この…死に損ないが!」


万里くんの言葉が、痛いくらいに頭に響く。


この言葉も、知っている――。


『まだ生きてんのかっ。この…死に損ないが!』


あのときの記憶が、再び蘇る。


「さっさと慈美を渡せっ!!そうしたら、命だけは助けてやるよ!」


この言葉もそうだっ…。


『さっさと慈美を渡せっ!!そうしたら、命だけは助けてやるよ!』


あのときと…まったく同じだ。


…このままじゃ、本当にあの日と同じ結末になってしまう。


わたしと一之瀬くんが…離ればなれなってしまったあの日と――。



「…一之瀬、てめぇも諦めが悪ぃな」


万里くんは、一之瀬くんと距離を取ると、息を整えるように深呼吸をする。


しかしそれは、手を抜くためじゃない。

一之瀬くんに狙いを定め、確実に倒すために。