友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

このままいけば、本当に一之瀬くんがたった1人でMiLLiONを一掃してしまうんじゃないだろうか。


そんな希望を抱き始めた――そのときっ。



…わたしの唇に、生温かいなにかが触れた。


その不快な感触に、一瞬頭がフリーズする。


だけど、…すぐに理解した。


信じたくはなかったけど――。

わたしは、万里くんにキスされたのだと…。



「…んっ、イヤッ――」


全力で抵抗するも、わたしを抱きしめて離さない万里くんの力には勝てない。


とっさに横目で視線を移すと、時間が止まったかのように、その場で固まる一之瀬くんの姿があった。


…やめてっ。

一之瀬くんの前で、…こんなこと。



完全な不意打ちだった。


とはいえ、大嫌いな万里くんに唇を奪われてしまったことに、悔しさで目に涙が浮かぶ。