友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

だから、この乱闘の行方を、ただ遠くから不安な思いで見つめることしかできないのだ。


――ところが。



「…だから。お前らじゃ俺には勝てねぇって言ってんだろ」


そんな声が聞こえて、砂煙が舞う中、1つだけ影が浮かび上がったと思ったら――。

それは、一之瀬くんだった…!


一之瀬くんの足元には、痛みに顔を歪めたMiLLiONのメンバーたちが倒れ込んでいた。


あの人数を…1人で倒してしまうなんて。


一之瀬くんが『最強』と言われるその力の強さを、初めて目の当たりにした。


「もう終わり?なんなら、ここにいるヤツら全員、俺が1人で相手してやるよ」


倉庫内には、まださっき一之瀬くんに襲いかかった人数の倍以上はいる。


しかし、一之瀬くんは数に臆することなく、余裕の笑みを浮かべていた。