友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

顔にかかる吐息が…タバコ臭い。


「抵抗できるものなら、やってみろよ」


力じゃ勝てないとわかっていて、わたしが反抗できないこともわかっているのに、万里くんは皮肉にもそんな言葉を吐き捨てる。


わたしには、万里くんに従うことしかできない。

だから、今からされることも――受け入れるしかない。


万里くんの視線は、わたしの唇に注がれる。


…もう逃げ場はない。


諦めて、わたしはギュッと目をつむった。


そうして、真っ暗な視界で思い出されるのは、一之瀬くんとの甘いキス。


もう…あんなキスはできない。

なぜなら、これから万里くんに汚されるから。


そんなことを考えたら、急に目の奥がじわりと熱くなった。


本当に…さよならだよ、一之瀬くん。


心の中で、そうつぶやいた――そのとき!