友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

一之瀬くんは、覇気のこもった力強いまなざしをわたしに向けた。

まるで、その言葉に誓うかのように。


それに応えるように、わたしもゆっくりと頷いた。


「だから――」

「いい加減、どけってんだよ!!」


一之瀬くんがなにかつぶやこうとしたそのとき、万里くんが凄まじい蹴りを入れた。


その一撃が一之瀬くんの頭部に直撃し、その反動で一之瀬くんの体は吹っ飛び、地面に叩きつけられる。


「…彪雅っ!!」


わたしは朦朧とする意識の中、ピクリとも動かなくなった一之瀬くんに、届きもしない手を伸ばした。


しかし、その手を上から容赦なく踏みつけられる。


「ようやく邪魔者がいなくなったな、…慈美」


おそるおそる顔を上げると、そこには不気味に笑う万里くんが立っていた。

もちろん、目は笑ってはいない。