友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「彪雅、…もうやめて。言うとおりにしたら、彪雅だけは助かるからっ…」

「お前をあいつなんかに渡せるわけねぇだろっ…。それなら、死んだほうがマシだ」

「…でもっ!このままじゃ、本当に彪雅が死んじゃうよ…!!」


わたしは、胸が押し潰されそうなくらい…こわかった。


万里くんの一方的な暴行よりも、一之瀬くんがわたしのもとからいなくなってしまうことのほうが。


「…そんな顔すんな。俺は、ずっと慈美のそばにいる。守ってみせるからっ」

「彪雅…」

「だって、愛してるから。『ユナ』――いや、慈美のことを」


こんな状況だというのに、一之瀬くんは熱くて甘い言葉をわたしに囁いてくれる。


「…彪雅、わたしも愛してるっ」


わたしもそう告げて、一之瀬くんの首に腕をまわした。


「なにがあっても愛し抜く」