友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「なにがいいんだよ…」

「これじゃあ…、彪雅がなにされるか――」


すると突然、泣きじゃくるわたしの唇を一之瀬くんが塞いだ。


「…バーカ。俺はそう簡単にくたばらねぇよ」


そして、わたしに向かって笑ってみせる。


しかしその直後、わたしを抱きしめる一之瀬くんの体に強い衝撃が走った。


「まだ生きてんのかっ。この…死に損ないが!」


そう上から吐き捨て、一之瀬くんの背中を何度も蹴り飛ばす万里くん。


「さっさと慈美を渡せっ!!そうしたら、命だけは助けてやるよ!」


わたしを必死に庇う、無防備で無抵抗な一之瀬くん。

その体を、万里くんはまるでサンドバッグかのように感情に任せて蹴り、踏みつける。


「彪雅っ…!」


歯を食いしばりなんとか耐えるも、その痛みに一之瀬くんの表情が歪んでいく。