友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

朦朧とする意識の中で、なんとかスマホを手にしたけど――。

わたしはそこで、意識を失ってしまった。



――どれくらいたっただろうか。


冷たい風が体を撫でて、わたしはようやく目を覚ました。


太陽は傾き始めていて、体育館裏で倒れていたわたしの体は、もうずいぶんと冷えきっていた。

身震いしてしまうほどの肌寒さ。


激しい頭痛だったにも関わらず、あれが嘘だったかのように、今はなんともない。


いや。

むしろ、スッキリしたくらいだ。


なぜなら、わたしの頭の中にあった闇が一瞬にして取り除かれたような。

今まで隠れていた部分が、露わになったような。


そんな感覚だ。


――そう。

わたしは、…思い出してしまった。


これまで忘れてしまっていたこと、すべてを。



わたしは、気を失っている間に夢を見た。