友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

ようやく絞り出した言葉がそれだった。


――だって。

なぜなら……。


ミスコン本選出場者、最後の1人に選ばれたのは――。


なんと…、わたしだったのだから。



「…向坂、エントリーしてたのか?」

「ううん、してないよ!だって、ずっと一之瀬くんといっしょにいたんだからっ」


だから、わたしが自分でエントリーできるはずがない。


「本選出場者の方は、こちらへお願いしま〜す!」


実行委員会の人がアナウンスをして、本選出場の人たちがぞろぞろと集まっていく。


「あ…あのっ!」


エントリーした覚えがなくて、わたしは直接聞いてみることにした。


「あっ!向坂慈美さんですね!先程は失礼致しました…!」

「…いえ、そうじゃなくて。わたし、エントリーなんてしてないんですけど…」