「それに俺たち、…毎晩手を繋ぐよりも恥ずかしいことしてるのに?」
ドキッとして顔を上げると、ニヤリと口角を上げる一之瀬くんと目が合った。
一之瀬くんは、反応に困るわたしを見て喜んでいる。
「そういう、初心な向坂も好き」
「…もう!からかわないでっ…!」
わたしの彼氏は、優しい。
だけど、時々意地悪だ。
わたしたちは、模擬店で好きなものを食べたり、お化け屋敷などの催し物を見てまわった。
模擬店の食べ物がものすごくおいしいというわけでも、催し物がものすごく楽しいというわけでもない。
だけど、一之瀬くんといっしょに食べるものだったらなんだっておいしいし、いっしょにまわる催し物ものもだって、なんでも楽しく感じた。
お昼過ぎ。
次はなにをしようかと校内を巡っていたとき――。
ドキッとして顔を上げると、ニヤリと口角を上げる一之瀬くんと目が合った。
一之瀬くんは、反応に困るわたしを見て喜んでいる。
「そういう、初心な向坂も好き」
「…もう!からかわないでっ…!」
わたしの彼氏は、優しい。
だけど、時々意地悪だ。
わたしたちは、模擬店で好きなものを食べたり、お化け屋敷などの催し物を見てまわった。
模擬店の食べ物がものすごくおいしいというわけでも、催し物がものすごく楽しいというわけでもない。
だけど、一之瀬くんといっしょに食べるものだったらなんだっておいしいし、いっしょにまわる催し物ものもだって、なんでも楽しく感じた。
お昼過ぎ。
次はなにをしようかと校内を巡っていたとき――。



