一之瀬くんのそばにいれるだけで毎日幸せなのに、学校行事という時間をいっしょに共有できることが、わたしにとっては新鮮でたまらない。
「向坂。人が多いから、俺から離れるな」
「…うん!」
模擬店が並ぶ通りは、たくさんの人で溢れ返っていた。
人の流れにうまく乗れなければ、すぐに一之瀬くんと距離が空いてしまいそうだ。
他の人より頭1つ分ほど飛び出た背の高い一之瀬くんを頼りに、なんとかあとをついて行くわたし。
すると、その手をそっと握られた。
そして、そのまま抱き寄せられる。
その相手とは、もちろん一之瀬くんだった。
「向坂がいやっつっても、俺はやっぱりこうしておきたい」
そう言って、一之瀬くんはわたしの指の間に自分の指を絡めてギュッと握った。
――人前で手を繋ぐのは恥ずかしい。
「向坂。人が多いから、俺から離れるな」
「…うん!」
模擬店が並ぶ通りは、たくさんの人で溢れ返っていた。
人の流れにうまく乗れなければ、すぐに一之瀬くんと距離が空いてしまいそうだ。
他の人より頭1つ分ほど飛び出た背の高い一之瀬くんを頼りに、なんとかあとをついて行くわたし。
すると、その手をそっと握られた。
そして、そのまま抱き寄せられる。
その相手とは、もちろん一之瀬くんだった。
「向坂がいやっつっても、俺はやっぱりこうしておきたい」
そう言って、一之瀬くんはわたしの指の間に自分の指を絡めてギュッと握った。
――人前で手を繋ぐのは恥ずかしい。



