友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「謝るのは、俺のほうだ。向坂がこんなになるまで、俺はなにもできなかった…。俺のほうこそ、ほんとにごめん…!」

「どうして、一之瀬くんが謝るの…?だって一之瀬くんは、なにも悪くな――」

「好きな女も守れねぇ自分に、無性に腹が立つんだよっ…!」


一之瀬くんは、さらにわたしを強く抱きしめる。

まるで、絶対離さないかのように。


…それが、少しだけ痛い。


でもこの痛みは、万里くんに抑えられたときとは違う。

温かくて、思いやりのある痛みだった。



一之瀬くんは一度わたしから体を離すと、そっとわたしの頬に手を添える。


「向坂は、俺が守る。なにがあっても守ってみせる」


一之瀬くんの男らしく、力強い言葉に、胸がトクンと鳴る。


それに、そんな真剣なまなざしで見つめられたら、逸らせるわけがない。