友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

わたしは、涙目になりながら万里くんを睨みつける。

すると、ハッとしたように一瞬万里くんの表情が怯んだ。


「…まさかお前、記憶が戻ったのか…!?」

「記憶…?そんなの戻ってたら、わざわざあんな写真なんて見せる必要なく、万里くんと別れてる…!」


必死に万里くんの下で暴れる。

しかし、わたしの抵抗なんて…まったく意味がなかった。


「…なんだ、戻ってねぇのか。ビビらせんじゃねぇよ」


万里くんは安心したようにため息をつくと、わたしの制服のシャツの胸元に手をかけた。


「な…、なにするのっ…」

「バカなことほざいてやがるから、お前がだれのものかって、直接体に叩き込んでやるんだよ!」


そう言うやいなや、万里くんはわたしのシャツを力づくで引きちぎった。


そのせいで、小さなシャツのボタンがあちこちに散らばり、露わになるわたしの胸元。