わたしにだって、ちゃんと心がある。
好きな人を『好き』と想える心が。
「…じゃあ、どうしたいって言うんだよ?」
「前にも言ったとおり、…別れて」
「それは聞けねぇ」
「そんなのは関係ない。万里くんがなんと言おうと、わたしは絶対に別れ――」
「てめぇ…。いい気になってんじゃねぇ!!」
突然、万里くんはわたしの髪を鷲づかみにすると、そのままベッドに投げつけた。
スプリングのあるベッドだけど、あまりにも強い衝撃で頭がクラクラする。
そして、まだ平衡感覚が戻らずベッドに横たわるわたしの上に、万里くんが馬乗りになった。
「もしかして…。好きになったヤツっていうのも…彪雅じゃねぇだろうな!?」
「…だったら、なに!?」
「ふざけんじゃねぇ!!」
わたしの腕を捕まえ、無理やりベッドに押しつける。
好きな人を『好き』と想える心が。
「…じゃあ、どうしたいって言うんだよ?」
「前にも言ったとおり、…別れて」
「それは聞けねぇ」
「そんなのは関係ない。万里くんがなんと言おうと、わたしは絶対に別れ――」
「てめぇ…。いい気になってんじゃねぇ!!」
突然、万里くんはわたしの髪を鷲づかみにすると、そのままベッドに投げつけた。
スプリングのあるベッドだけど、あまりにも強い衝撃で頭がクラクラする。
そして、まだ平衡感覚が戻らずベッドに横たわるわたしの上に、万里くんが馬乗りになった。
「もしかして…。好きになったヤツっていうのも…彪雅じゃねぇだろうな!?」
「…だったら、なに!?」
「ふざけんじゃねぇ!!」
わたしの腕を捕まえ、無理やりベッドに押しつける。



