わたしがそう告げると、万里くんはポカンとした表情を見せていた。
そして、徐々に笑いが込み上げる。
「ハッハッハッ!なんだよ、それ!オレは、お前が記憶を失くす前から付き合ってるって、何度も言ったろ?慈美は記憶がねぇかもしれねぇけど――」
「確かに記憶はないっ!…でも、写真ならあった」
「写真…?」
不服そうに、わたしを睨みつける万里くん。
そんな万里くんに、手の震えをなんとか抑えながら、わたしはボロボロになったスマホを見せた。
「このスマホ、…まさか」
「わたしが、事故直前まで持っていたもの」
一瞬、わずかに表情が凍ったように見えた万里くん。
しかし、すぐにまた目つきを変える。
「…オレ、あのとき『捨てろ』って言ったよな?」
わたしに念押しするように、言葉に圧をかける。
そして、徐々に笑いが込み上げる。
「ハッハッハッ!なんだよ、それ!オレは、お前が記憶を失くす前から付き合ってるって、何度も言ったろ?慈美は記憶がねぇかもしれねぇけど――」
「確かに記憶はないっ!…でも、写真ならあった」
「写真…?」
不服そうに、わたしを睨みつける万里くん。
そんな万里くんに、手の震えをなんとか抑えながら、わたしはボロボロになったスマホを見せた。
「このスマホ、…まさか」
「わたしが、事故直前まで持っていたもの」
一瞬、わずかに表情が凍ったように見えた万里くん。
しかし、すぐにまた目つきを変える。
「…オレ、あのとき『捨てろ』って言ったよな?」
わたしに念押しするように、言葉に圧をかける。



