友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

わたしがそう告げると、万里くんはポカンとした表情を見せていた。

そして、徐々に笑いが込み上げる。


「ハッハッハッ!なんだよ、それ!オレは、お前が記憶を失くす前から付き合ってるって、何度も言ったろ?慈美は記憶がねぇかもしれねぇけど――」

「確かに記憶はないっ!…でも、写真ならあった」

「写真…?」


不服そうに、わたしを睨みつける万里くん。

そんな万里くんに、手の震えをなんとか抑えながら、わたしはボロボロになったスマホを見せた。


「このスマホ、…まさか」

「わたしが、事故直前まで持っていたもの」


一瞬、わずかに表情が凍ったように見えた万里くん。

しかし、すぐにまた目つきを変える。


「…オレ、あのとき『捨てろ』って言ったよな?」


わたしに念押しするように、言葉に圧をかける。