友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

万里くんは、わたしに嘘をついている。

わたしが目覚めたときから…ずっと。



その日の夜、わたしは万里くんを呼び出した。

緊張で暴れる心臓をなんとか落ち着かせようと、大きく息を吐いた。


――そのとき。


「よう、慈美。オレじゃなきゃダメだって、ようやくわかったか?」


ドアを開けるなり、そう言いながら万里くんが部屋に入ってきた。


「…ちょっと、ここに座ってほしいんだけど」


わたしは、小さなテーブルを挟んだ向かい側に、万里くんに座るように促した。


万里くんはわたしの表情を見るなり、眉をひそめる。


「なんか…怒ってんのか?」


機嫌を探るように、わたしの顔を覗き込む万里くん。


「…おっ!左頬の腫れ、なくなってるじゃん!まあ、そんなに強くしたわけじゃねぇからな」