ただ、名前はまったく違うけど…。
できることなら、一之瀬くんにこのことを打ち明けたい。
だけど、わたしの記憶が戻ったわけでもないし、あるのはこのスマホに入った写真だけだ。
『わたしと一之瀬くんは、前に付き合っていた』
なんていきなり言っても、写真だけじゃ本当に付き合っていたとは言い切れないし、一之瀬くんが混乱するに違いない。
だから、まだ…一之瀬くんには、このことを話すべきじゃない。
でも、他にこの事実を伝えなければならない人がいる。
それは、――万里くんだ。
万里くんは、わたしの『彼氏』だと言い続けてきた。
わたしが記憶を失くす前から付き合っていたと。
だけど、スマホのどこを探したって、万里くんが写る写真や、万里くんと付き合っていたような形跡はなにひとつ見当たらなかった。
できることなら、一之瀬くんにこのことを打ち明けたい。
だけど、わたしの記憶が戻ったわけでもないし、あるのはこのスマホに入った写真だけだ。
『わたしと一之瀬くんは、前に付き合っていた』
なんていきなり言っても、写真だけじゃ本当に付き合っていたとは言い切れないし、一之瀬くんが混乱するに違いない。
だから、まだ…一之瀬くんには、このことを話すべきじゃない。
でも、他にこの事実を伝えなければならない人がいる。
それは、――万里くんだ。
万里くんは、わたしの『彼氏』だと言い続けてきた。
わたしが記憶を失くす前から付き合っていたと。
だけど、スマホのどこを探したって、万里くんが写る写真や、万里くんと付き合っていたような形跡はなにひとつ見当たらなかった。



