友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

一之瀬くんが、わたしの彼氏だということが真実なら――。

思い出したい。


わたしが忘れてしまっている、一之瀬くんとの記憶を。



しかし、頭の痛みは徐々に和らぎ、結局なに1つ思い出すことはできなかった。


記憶は蘇らなかったけど、これで一之瀬くんとの関係に説明がついた。


初めて会ったのに、自然とそんな気がしなかったこと。

そばにいると、なんだか落ち着くこと。

キスに懐かしさや、温かさを感じたこと。 


そのすべてが、過去にわたしと一之瀬くんが付き合っていたことを物語っていた。


それじゃあ、一之瀬くんが記憶をなくしたというのも、わたしといっしょにいるときに、同じ事故にあったんじゃ…。


ということは、一之瀬くんが記憶の中で探していた『ユナ』は――。


…わたしのこと?