友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「いっ…一之瀬くん…!?」


まるでキスされるかと思うほど、顔を近づけられる。


「急にどうしたのっ…?」

「…どうしたのじゃねぇよ。それはこっちが聞きてぇよ」


一之瀬くんはわたしの顔に手を伸ばすと、左の髪を優しく耳にかけた。

しかし、それで露わになる…わたしの腫れた左頬。


「これ…。…なんだよ」


わたしは、とっさに手で左頬を隠すように覆った。

髪でわからないようにしていたのに、…一之瀬くんに見抜かれてしまった。


「これは…、ちょっとぶつけちゃって――」

「違うだろ」


一之瀬くんの鋭い視線が刺さる。


こんなに怒ったような一之瀬くんは…初めて見る。


「俺が、暴走族の総長だって忘れたか?ぶつけたか殴れたかくらい、一目見ればすぐわかるって」


核心を突いた一之瀬くんの言葉に、なにも言い訳できずにわたしは俯く。