友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「俺も一応男なんだから、向坂と2人きりになって、なにもしないなんて約束できねぇよ」


一之瀬くんの言葉に、わたしの顔は真っ赤になる。


そういうつもりではなかったけど、軽はずみなことを言ってしまったのかもしれない。


「悪い。ちょっと意地悪なこと言ってみた。でも俺は、そんなつもりでここへきたわけじゃないから。元気そうな顔が見れて、安心した」

「う…うん。わざわざ、ありがとう」

「じゃあ、行くな」


そう言って、一之瀬くんはドアから手を離した。


ゆっくりと閉まろうとするドア。

徐々に、一之瀬くんの顔が見えなくなる。


――と思った、そのとき。


「…ちょっと待てっ」


閉まる直前で、急に一之瀬くんがドアノブを握った。


突然のことで驚いていると、開け放ったドアから一之瀬くんが入ってきて、わたしを壁に追い詰める。