友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

その足音は、わたしたちのいるベッドへゆっくりと向かってくる。


「向坂さん?体調どう?」


…保健室の先生だ!


今のわたしは、一之瀬くんに押し倒されている状態。

こんなところ、先生に見られたら…。


わたしは一之瀬くんからなんとか逃れると、慌ててカーテンから飛び出した。


「…うわっ、びっくりした!向坂さん、急にどうしたの?」

「い…いえ、なんでも」

「顔が赤いみたいだけど、熱でもあるんじゃない?」

「それは、大丈夫です…!布団被って寝てたら、暑くなっちゃって」

「…そうなの?ところで、体調のほうはどう?」

「もうすっかりよくなったので、教室に戻ります!」


わたしは、悟られないように笑ってみせる。


後ろのカーテンの中には、まだ一之瀬くんがいる。

先生に、バレちゃいけない…。