友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

一之瀬くんの瞳の中に、戸惑いを見せるわたしの姿が映っている。


そうして、一之瀬くんは無抵抗なわたしをそっとベッドに押し倒した。


「俺は…『ユナ』じゃなくて、向坂がほしい」


わたしを見下ろす一之瀬くんから、熱い吐息がかかる。


「ま、待って…一之瀬くんっ。これじゃあ、昨日と同じことにっ…」


…やめて。

そのまなざしで見つめられたら、わたしは全力で拒むことができないから。


「一之瀬くんには、由奈がいるでしょ…!?」


これ以上、親友の由奈を裏切ることはできない。

だから…、もうっ……。


もう一度一之瀬くんに考え直してほしくて、『由奈』の名前を出したのだけれど――。


「由奈とは、昨日別れた。やっぱり由奈は、俺の中での『ユナ』じゃなかった。昨日で決心がついたんだ」