友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「…向坂。お前、俺のこと…避けてるだろ?」


核心を突く一之瀬くんの言葉。

わたしは、なにも言えずにうつむくしかなかった。


「俺、…向坂になにかした?メンバーがここへ無理やり連れてきたこと、まだ怒ってる…?」


その問いに、わたしは首を横に振った。


…そんなんじゃない。


「じゃあ…俺がONEの総長だって知って、引いた?」


その問いに対しても、わたしは首を横に振った。


一之瀬くんがどこのだれであろうと、そんなことで一之瀬くんを避けたりなんかしない。


「じゃあ――」


そう一之瀬くんが言いかけたとき、突然部屋の明かりが消えた。

真っ暗闇がわたしたちを包み込む。


「…キャッ!なに!?」

「なんだなんだ…!?」


向こうの部屋からも由奈の小さな叫び声と、ONEのメンバーの困惑する声が聞こえる。