友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

――同じだ。

わたしが、万里くんに抱いている思いと。


「メンバーは『ユナ』が見つかって大喜びだから、由奈をここへ置いてはいるが…。本当にこれでいいのかは、俺にもわからない」


しかし、優しい一之瀬くんが、こんなことを直接由奈に言えるわけがなかった。


だから、由奈が席を外しているこのわずかな時間に、わたしに打ち明けてくれたんだ。


その一之瀬くんの胸の内を知ってしまったら――。

思わず、口を突いて出てきそうになってしまう。


『実は由奈は、本当の『ユナ』ではない』…と。


…だけど、言えない。


『だから、このことは絶対にヒミツね!だって、慈美はあたしの親友でしょ…?』


由奈と約束したから…。



一之瀬くんにかけてあげる言葉が見つからず、わたしたちの間に沈黙が流れる。