友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

「ゆ…由奈と、仲いいんだねっ」

「…由奈と?そんなふうに見える?」

「うん。だって、由奈は一之瀬くんに献身的だし、なんだか見ていてお似合いだなぁって」

「そうかな…。俺にはよくわからねぇ」


一之瀬くんは、眉を下げて困ったように笑う。


「正直、俺には『ユナ』が『由奈』だったという記憶がない。だから、探り探りというか…」


由奈は、たとえ『偽りのユナ』であっても、一之瀬くんの彼女であることに幸せを感じている。

それは、由奈を見ていればすごくわかる。


でも一之瀬くんは、まだ今の状況に戸惑いを見せていた。


「由奈が『ユナ』と言う以上、そうなんだろうけど…。由奈との記憶を思い出せないから、まだなんとなく…由奈はただ俺に『優しくしてくれる人』としか思えなくて…」


一之瀬くんのその話を聞いて、わたしと重なった。