友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

これで、あのときの由奈の言動の謎が解けた。


『そういえば、さっき一之瀬くんの顔を見て…驚いていたけど。もしかして、由奈の知り合い?』

『…ううん、知らない。初めて見た』


本当は以前から知っていたけど、あまりにも突然のことだったから、とっさに「知らない」と言ってしまったらしい。


それで、ONEに攫われた際に、一之瀬くんが記憶喪失ということを初めて聞かされた。


自分は、一之瀬くんやONEが探していた『ユナ』ではないけれど――。

一之瀬くんが『ユナ』を求めて、夜な夜なうなされているという慶さんの話を聞いて、いても立ってもいられなかった。


だからあの場で、自分が『ユナ』の代わりになろうと思ったんだそう。


すべては、一之瀬くんのため。



「でもそれって…、一之瀬くんやONEのメンバーに嘘をついてることになるんじゃ…」