友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

万里くんに、触れてほしくないというわけではない。


だけど――。

今はまだ、…万里くんとはキスできない。


わたしの体が、そう言っているような気がする。



キスを拒否したことが、よほど万里くんの心を傷つけてしまったのか、それから万里くんはわたしの部屋にこなくなった。

頻繁にあった連絡も…、今はほとんどない。


そのわずかなメッセージのやり取りだけでも、万里くんとの気まずい状態が続いていた。


そうして、夏休みは無駄にあっという間に過ぎていき――。



いよいよ、明日から新学期の始まりという…夏休み最後の日。


その日は、由奈と会う約束をしていた。


由奈に会うのは、ONEに攫われたとき以来だ。

あれから、一度も会えていなかった。


どうやら、一之瀬くんにつきっきりだったとかで。