友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

すると万里くんは、思いもよらないことを口にした。


「オレだったら、奪っちゃうけどな」


そう言って、万里くんの口角が上がる。


「だって、好きになったのなら仕方ないだろ?親友には悪いけど、オレなら自分の気持ちのままに動くっ」


『奪う』…という発言にはびっくりしたけど、なんだか万里くんらしいとも思った。


「…フフッ。万里くんは素直だね」

「『好きなものは、どんな手を使っても奪う』…それがオレのモットーだから」


人それぞれだから、そういう考えもあったっていいのかもしれない。

…わたしには、そんなことできないけど。


「だからさ…。もうその友達のことで、慈美が気を落とすことないだろ?」

「…そうなんだけど。でも、気になっちゃって…」

「慈美が元気じゃなかったら、…こっちが心配になる」