雨降る日のキセキ

「な、なに?」


「いつ見ても可愛いなーっと思って」


「っ!?きゅ、急にどうしたの」


面と向かって可愛いって言われると恥ずかしいよ…。


「最近遠征続きだったり、帰るのが遅くなったりで、顔合わせらんなかったじゃん。久々に一緒に寝れるから嬉しい」


「千隼くん…」


周りにたくさん可愛い女の子がいるはずなのに、ずっと私だけを見てくれる千隼くんが好き。


愛を最大限伝えてくれるところも、優しく抱きしめてキスしてくれるところも、全部全部好き。


8年前は、こんな日が来ると思っていなかった。


朝陽くんのこと以外好きになれないと思っていた。


けど、千隼くんの真っ直ぐな想いが私を変えてくれた。


自分を愛してくれる人が間近にいることの尊さを教えてくれた。


「ありがとう千隼くん。ずっとずっと一緒にいようね」


私は今、幸せだ。


これからも千隼くんと一緒に幸せを生きていく。


過去ではなく、未来のために。



―END―